SONY BRAVIA リモコン修理 - 失敗談

2019年10月13日日曜日

BRAVIA DIY SONY テレビ リモコン 補修

t f B! P L

家のテレビのリモコンが突然全く反応しなくなり修理を試み、赤外線LEDを交換してみたが治らなかったので素直に代替のリモコンを買ったという記録です。

突然操作できなくなったリモコン

リモコンが全然反応しなくなった

ある日テレビをつけようとリモコンを押しても全く反応なし。テレビ側のスイッチでテレビをつけてからチャンネル、音量を操作しようとしてもどのボタンも反応しなくなりました。電池交換してもダメ。

とりあえず、中を開けてみる

電池カバーを引き出す

まずは電池を交換する要領で裏側のカバーをスライドして引き出します。

リモコン下部のカバーを外す

次に表側の下部、SONYマークの部分がスライドしてボタンが出るようになっているのですが、そのスライドカバー部分を引っ張ります。ツメで引っかかっているのでコネコネすると外れます。

下部カバーが外れました

カバーが外れました。

リモコン側面

ここからが一番の難所です。裏側のカバーをスライドしきった状態から少し戻したところで側面から爪でカバーと本体を分離します。少し戻した場所に爪が抜ける溝がある(下の写真)のですが見えないため難しいです。かなり強く外す必要があるので壊れないか心配になりながら外しました。

細い隙間をこじ開けるためスマホの画面外しや車の内装剥がしみたいな道具があると便利です。

溝とツメの位置

外してみるとこんな感じなのですが、外すときは分からないですね。

本体裏側のネジ止め箇所

裏側にねじが8箇所あるので全て外します。6箇所は普通のプラスPH00でしたが、2箇所が三角形ねじになっていてTR1.8の三角ドライバーで外せました。

基板が見えました

表と裏が分離します。こんどは基板を止めている7箇所のプラスねじを外してボタン側のカバーと基板を外します。ここをはずすと基板だけに分離できます。ちなみに上の写真は赤外線ダイオード周りが汚いのですが、赤外線ダイオード交換後の写真です。

ボタン側

基板のボタン側はこんなふうになっています。

基板を観察

外した基板

とりあえず、基板を外してみたのはいいのですが、しろうと目で特に悪いところはなさそうです。ネットで調べるとよくある故障はボタンの接触不良なのですが、今回はどのボタンも反応しないしボタン自体は別に悪くなさそうなので別の要因がありそうです。

赤外線ダイオード

基板を眺めていると、怪しげな赤外線ダイオードが。正常な場合はスマホのカメラで見ると発行が見えるとか。今回はボタンを押しても発光している様子が見られないため、これを交換してみます。

アマゾンで赤外線ダイオード購入

赤外線ダイオード100個

赤外線ダイオードはアマゾンで売っていますがなんと100個入り。

注意しなければいけないのが赤外線の波長でテレビのリモコンに使われるのは940nmだそう。他に850nmが売られているので間違えないよう注意。

注文すると100個で数百円という価格で例によって中国から送られてきました。この価格で送料無料とかどうなってるんだ?

並べてみた

使うのは1個だけです。並べてみましたが区別がつかないくらいなのでまあ多分同じ仕様なのでしょう。

ハンダを溶かす

今ついている赤外線ダイオードを取らなければなりません。素人考えで溶かして引っ張れば抜けるかなと思いやってみますが上手くとれません。

なんでこうなった、、、

あれこれやっているうちにこんなんなってしまいました。半田部分の銅箔が剥がれしまったので紙やすりで周りの銅を露出させました。基板は一部焦がしてしまった、、、

新しい赤外線ダイオードをハンダ付け

こうなってしまったので新しい赤外線ダイオードも上手くはんだ付けできず。まあ一応ついているみたいだから良しとしましょう。

組み立てスイッチオン!

さて、一応交換できたので分解と逆の手順で組み立てます。 さあ治っているか、ドキドキ。スイッチオン!

何も起こりません(泣)

失敗の原因は?

失敗した原因ははんだ付けでコネコネやっている間に赤外線ダイオードに熱を加えすぎて壊してしまったかそもそも別のところが壊れていたかです。

赤外線ダイオードを壊してしまった場合は残り99個もあるのでいくらでもトライできますが、そもそも別の箇所が壊れているとなると素人には手も足も出ません。

またバラすことを考えると心が折れここでギブアップ。

結局リモコン買いました

純正は高いのでエレコムで千円程度で売っているリモコンを買いました。さくっと使えこの値段なら自分で頑張って治すなんてバカバカしいです(負け惜しみ)

エレコムのリモコン

ということで大きな回り道をして結局新しいリモコン買っただけというオチでした。

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