タイヤラックを DIY で製作

2020年11月29日日曜日

DIY エクシーガ クロスオーバー7 タイヤラック タイヤ交換

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本格的に寒くなる前にスタッドレスタイヤに交換したエクシーガクロスオーバー7。スタッドレスタイヤは庭で平積み保管していたらカビが生えていたのでタイヤラックを使い床から浮かせる必要性を感じました。

タイヤラックは安いもので¥3,000程度から市販品がありますが、多くの製品は結局パイプ2本でタイヤを立てるというもの。DIYで簡易的なものを作ってみることにしました。

用意したもの

用意したもの

材料

  • ねじなし電線管E (E管) E31 2m X 1本 / パナソニック
  • ねじなし電線管用サドル 4個
  • 羊羹型コンクリートブロック 2個
  • プラグレスアンカー PWV-125 / サンコーテクノ

工具類

  • インパクトレンチ
  • インパクトレンチ用コンクリートドリルビット Φ3.4
  • インパクトレンチ用プラスビット
  • 単管パイプカッター
  • 潤滑油

材料は税込み¥1,243でした。プラグレスアンカーは200個入りで在庫使用したのでカウントしていません。だいぶ安いですが、おそらく今回くらいしか使うことのないであろうコンクリートドリルビットや単管パイプカッターを入れると既製品を買ったほうが安上がりできれいです。

まあ、自分で作ったという自己満足がプライスレスということで。

パイプについて

有名どころは薄い鋼管に樹脂コートしたイレクターパイプあたりがまず検討にあがりますが、近くのホームセンターには色がアイボリーしか置いて無く、色が好きになれなかったのと意外と高いのでもっと安いものが無いと物色。

工事現場でよく使われている単管パイプがその大きさの割に激安です。しかし、直径Φ48.6mmは大きすぎると感じたのと、クランプも大げさな形、大きさで現物を見て躊躇しました。

電気工事関係の売り場に目をやると、電線を収納する鋼管が置いてあり、これは使えそう!ということで直径Φ31mmのねじなし電線鋼管Eを購入。コンクリートブロックに固定しやすそうなサドルも激安だったのでこれを使うことにしました。

ねじなし電線鋼管E

ねじなし電線管をコンクリートブロックに仮固定する

まずは2mのパイプを半分にカットします。パイプカッターでうまくカットするコツはしっかり固定することです。今回は最終的にコンクリートブロックにパイプを固定しようとしているのでコンクリートブロックをカット用の台としても活用します。

パイプの1mの位置に印をつけ、パイプカッターが入るくらいの位置でコンクリートブロックに固定します。

Φ3.4のコンクリート用ドリルビットをインパクトレンチに付けて穴あけします。振動ドリルとかでないと難しいかと心配でしたが、径が小さいためかすんなりと穴あけできました。

穴あけ

サドルでパイプをクランプしながらプラグレスアンカーを打ち込みます。

サドルでパイプを固定

いい感じに固定できました。短くて青い線が1mのカットしたいラインです。

カットライン

ねじなし電線管をカットする

パイプカッター登場です。単管用で開口径が大きいです。切りたい場所に軽く刃を当てたら写真の左向きに回転させガイドとなる溝をつけます。

パイプカッター

一回転させて溝が完全に同じ場所に戻ってくることを確認します。写真であまり見えませんが、1回目は螺旋状になり同じ場所にもどってきませんでした。少し場所を移動して再度慎重に回転させると成功です。螺旋状になったまま切り続けるとパイプカッターの刃が壊れるそうで注意です。

パイプカット

溝が一直線についたら、こんどは逆回しで切り込んでいきます。その前に一度潤滑油を一吹きします。

パイプカット

あまり一気に切ろうとすると刃がボロボロになるようなので、少しずつ回していきます。20回転はしたでしょうか。凹みが目に見えて分かるようになりました。

凹み

気持ちよくスパッと切れ落ちました。カット面もきれいです。意外と簡単でした。

カットできた

パイプカッターにはバリ取りの爪が内蔵されています。

バリ取りの爪

パイプ内側のバリをグリグリ落とします。

バリ取り

パイプをコンクリートブロックに固定する

パイプ1mを2本準備できたので、これをコンクリートブロックに固定していきます。

まずはコンクリートブロックとパイプを並べて位置を確認します。

位置確認

サドルの穴をガイドにしてΦ3.4mmの穴を2個×4箇所、計8個あけます。

穴あけ

コンクリートブロックは滑るので穴が少しズレていますが許容範囲内です。

穴がズレた

インパクトレンチでプラグレスアンカーを打ち込みます。

プラグレスアンカー打ち込み

完成!です。これを見るとただコンクリートブロックにパイプが2本固定されただけで、タイヤラックと言えるレベルのものでは無い気がしますが、これほど太い鉄パイプをカットするのもコンクリートブロックに穴あけ、アンカー留めするのも初めてだったので激しく達成感がありました!

完成

タイヤを置いてみる

こんな感じになりました。1本だと不安定で倒れてきます。だから市販品はサイドにもフレームがあるのですね。4本寄せ合うように置くと安定するので問題ないでしょう。

タイヤを置いた

上から見るとタイヤだけでなんだかよくわかりませんね。正面から撮りたいのですが、狭い通路のような場所なのでカメラを正面から向けられませんでした。

タイヤを置いた

耐光シートでカバーしました

いちおう雨や光からタイヤを守るため、銀色のシートでくるんでPPバンドで縛ってみました。これは、なかなかブサイクになったのでタイヤラック用のカバーを買うのが良かったです。しかし、ここまで来て既製品を買うのも負けた気がするので、これもDIYでシートです。

遮光シートでカバー

こんな感じで家の横に置かれています。遮光シートが短くて少しタイヤが見えてしまっているのは次回タイヤ交換時に改善したいと思います。

庭の様子

まとめ

タイヤラックは、タイヤを地面から浮かせて立てるだけであればパイプ2本とコンクリートブロックなどベースとなるものだけでできてしまいます。¥1,243は安いでしょう、、、ただし道具があれば。

パイプは価格、大きさを考えると電線管が意外と使いやすかったです。構造材ではないので直角接続とかの継ぎ手はあまり無いかもしれませんが今回はただ2本を並べるだけなのでハマりました。

難しそうなのは鉄のパイプをカットする、コンクリートブロックにアンカーを打ち込むことの2点です。パイプカットはパイプカッターを正しく慎重に使えば意外と楽勝です。YouTubeなどで動画を見て予習しておいた方がよいでしょう。アンカーは、インパクトレンチでは力が足りないので極力細いΦ3.4mmの穴でOKなプラグレスアンカーがおすすめです。

材料、構造はいろいろ考えられますが、これ以上凝ると実は安物タイヤラックが買えてしまうくらいの値段になってくるのでほどほどにするのが吉です。

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