雪山入門 伊吹山

2022年1月10日月曜日

アウトドア 伊吹山 滋賀県 雪山 登山 冬山 日本百名山

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寒い冬は登山のオフシーズンです。雪に閉ざされた冬山を登るのは春から秋に比べて格段に危険度が上がり、上級者向けのイメージがあります。しかし真っ白い雪に青い空の景色は魅力があります。

雪山の中では比較的難易度が低く、入門としてはぴったりな滋賀県の日本百名山、伊吹山に登りました。

マップ

北陸自動車道長浜ICより伊吹山登山口まで約16分。旧ゴンドラ乗り場駐車場他登山口付近にいくつか駐車場があります。

駐車場から一合目まで

登山口に車を停めて登りだしました。はじめは杉林の中を歩いていき雪も少なくアイゼンも不要でした。面白みは全くなく、写真は一枚も撮らず。。。昔はスキー場だったらしく、ゴンドラやリフトの跡がありますが、現在は動いていないため下から登るしかありません。

雪山登山スタート、三合目まで

一合目に着くとスキー場跡地に入り、木が伐採されているため一気に開けます。雪も多くなりここから本格的な雪山登山スタートです。アイゼン、スノーシューを付けて登りだします。

緩やかな登りで気持ち良いです。

後ろには鈴鹿山脈、霊仙山でしょうか、が見えています。

前にぽつぽつと人が見えています。山頂はまだ見えず、先のピークは五合目手前あたりの小ピークでしょうか。

三合目に着きました。

山頂が見え、テンションが上がります。最後は絶壁のように見えますが、ここを登っていくのです。

樹林帯を通り五合目で一休み

三合目を出発すると、樹林帯の中に入っていきます。

樹林帯といっても、葉は落ちているので陽の光が届き明るい冬の森です。

なかなか急な斜面でしたが登りきり、樹林帯を出ました。

ここからだんだん進むにつれて斜面が急になってきます。晴天で景色が最高です。琵琶湖の奥に見えるのは湖北の山々でしょうか。

眼下には三合目です。

このあたりが五合目だったと思います。ここでまた少し休憩です。晴天が続き雪もだいぶ溶けて山肌が見えているところがありますね。写真奥には小さく六合目の避難小屋も見えています。

絶壁のような急斜面を登る

さて、ここからは山頂を見上げ、遮るものは何もなくひたすら直登です。

どんどん斜面が急になっていきます。

さらに急になります。スノーシューもこんなに急だと逆に歩きづらそうです。山頂直下はさらに絶壁のような感じなのでよくスノーシューで登れたな、という感じです。

だんだん山頂が近づいてきました。ひたすら前に登るのみ、です。

山頂直下の絶壁を目前に、レッドブルを飲んで気合をいれます!

あまりにも急な斜面でカメラを構える余裕が無かったですが、すごい高度感です。

振り返ると登山客が蟻の列のようにぞろぞろ来ています。良く晴れた日で、アクセスが良く冬山入門として名高い伊吹山ならではの光景でしょうか。正直、雪山でこんなに人が多いなんて思っていませんでした。

山頂に到着!

やっと絶壁のような登りを終えました。山頂はもうすぐです。

よく晴れて見晴らしが良いです。真っ白な山は白山でしょうか。

ついに伊吹山登頂です!山頂看板と日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の石像を記念写真としてパチリ。山頂まで4時間半くらいだったでしょうか。最後の急坂に苦労したものの天候にも恵まれ登り切ることができました。

下りは滑落に注意

下りはみなさん、スキーやら尻滑りやらでサーと下る人や、歩きでもガンガン降りていく人がほとんどでした。

一緒に登った相棒はスノーボードで降りるルートを探しています。まさかここから行かないよね、、、

ビビリの筆者は絶壁のような下りが恐ろしく足をガクガク震わしながらの下りでした。アイゼンを付けた歩行にもそれほど慣れていないので足がもつれてコケたら多分5合目あたりまで転がり落ちるのではないかと思うと恐怖で足が動きません。

まあ転がっても、もとがスキー場で木とか岩もほとんど無いので大丈夫かもしれません。

それでもなんとか下りきり、無事帰還いたしました。

まとめ

冬の伊吹山は、アクセスが良く登山客も多いので、雪山入門に適した山でした。さすが日本百名山だけあって山自体の登り応えがあり眺望も素晴らしかったです。天候が少しでも悪くなると状況は一転しますし、木も生えていない広大な急斜面が続くため雪崩のリスクもあると思いますが素晴らしい雪山登山を体験できるコースでした。

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