車で長距離ドライブや旅行時など、ナビゲーションはスマホのアプリを使うことが多くなりました。そうすると充電ケーブルが欲しくなりますが、シガーソケットから取るものは配線があまり美しくなく、なんとかならないものかと思っていました。
ヒューズボックスからUSB用の電源を取り出し、配線をすっきりしてみました。
購入したもの
写真左から順に、ヒューズから電源を取り出すためのヒューズ電源、電源からUSBに変換するケーブル、そしてUSBケーブルです。
ヒューズは車の取扱説明書を見てどこから取るか、アンペア数を調べます。また、ヒューズには平型、ミニ平型、低背と種類が複数あるのでどの種類かを調べる必要があります。
今回の車、スバル エクシーガクロスオーバー7はミニ平型ヒューズを使っており、シガーソケット用電源からはすでにドラレコの電源を取っているので、コンセント用電源から取ることにしました。なのでミニ平型の20Aのものを購入しました。
工具
ヒューズ電源を確認するために検電テスターが必要です。また、USB電源のマイナス側をボディに接地することが必要なのでプラスドライバーと、配線をしまい込むために内装剥がしも使用しました。写真左側、小さく白いものがヒューズ抜きです。この車の場合はエンジンルームのヒューズボックス内に格納されています。
ヒューズボックスから電源取り出し
まずはヒューズボックスにアクセスしましょう。ヒューズボックスの位置は、車の取扱説明書に書かれていますが、スバル エクシーガクロスオーバー7の場合は運転席のハンドル右下、ETCがあるパネルの裏にあります。
パネルをETCごとカポッと下に引いて外します。
ヒューズボックスが見えました。たくさんありますが、各場所の用途は取扱説明書に記載されています。今回、一番左の中段、黄色い20Aのヒューズが車後部にあるコンセント用で、ここから電源を取ります。
ヒューズプライヤーでヒューズをつまんで引き抜きます。
ヒューズが抜けました。
配線のために、横のパネルも内装剥がしを使って外しておきます。
パネルが外れました。
これはACC電源になっているはずですが、念の為確認と、どちらが電源側かをします。検電テスターのマイナスをボディにクランプします。
車のスタートスイッチOFFで両方とも電源が来ていないことを確認し、ACCにして、どちらが電源側か確認します。この車は、下側が電源側のようです。
スタートスイッチをOFFにします。ヒューズ電源の取扱説明書に従い、電源側にコードが出る向きにしてヒューズ電源を差し込みます。
これで電源取り出しができました。
USB充電ケーブルの取り付け
次は、USB充電ケーブルです。PD3.0 27Wの急速充電に対応しているものです。
USB充電ケーブルのプラス側とヒューズ電源はギボシになっており、差し込むだけで接続できます。
USB充電ケーブルのマイナス側の端子は車のボディに接地します。板金部分に適当な穴があったので、ボルトナットで端子を固定しました。
USB接続口はハンドル下の目立たない位置に貼り付けました。
USB-Cケーブルを差し込み、
ハンドル根元の隙間からスマホスタンドへケーブルを持っていき完了です。
これで配線がスッキリしました。PD3.0対応で充電スピードも速く、ナビアプリを動かしていても充電されていくので満足です。
まとめ
車でのスマホ充電は、シガーソケットに差し込む充電器を使うのが手軽ですが、少しの作業でヒューズボックスから電源を取り出し、好きな場所に付けて配線をスッキリさせることができます。難しい作業では無いので充電ケーブルの取り回しに困っている方はDIYでやってみることをおすすめします。
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